SSD/HDDでマイニングする仮想通貨Chia、ついに取引が始まりましたね。これを書いている時点での価格は1XCHあたり694ドルです。1回の収穫で2XCH手に入るので、1収穫で15万円ほどになります。しかしながら現時点で総容量が2EBを超えており、凄まじいスピードでライバルたちが追い上げているのも事実。果たして勝ち目はあるのでしょうか。

平等とは、地域的に差が無いということ

ここで書いた「平等」とは、貧富の格差とかの話ではなく、地域的、つまりどの国のどこに住んでいても差が無いという意味です。ビットコインやイーサリウムなどの通常のマイニングの場合、マイニングに大量の電力を消費します。そのため大規模なマイナーは、安価な水力発電の電力が得られる国にマイニングファームを建設したり、空調コストが低い寒冷地に建設します。しかし電気代は国によっても様々で、日本は電気料金が高く、特に一般家庭向けの電気料金は約30円/KWhにもなります。自宅でマイニングするしかできない個人は、大規模なマイナーに比べてとても不利な状況にいます。

Chiaの場合は、マイニングにSSDとHDDを使います。Plotファイルを作成するには高速なSSDとそこそこ高速なPCを使いますが、消費電力は大きくありません。私が使ってるIntel i7-10710UのPCは、フル回転しても40Wで1日1.3TBくらい耕作してくれています。Plotファイルを保管するには大容量のHDDを使いますが、一度書き込んだら必要な時に少しだけ読まれるだけなので、ほとんどがアイドル状態です。1台だいたい15〜20W程度でした。

電力はそれほど多くないため、マイニングに占めるコストの割合は、ハードウェアの購入費用が多く占めることになります。(実際に細かく計算したわけではないので推測のレベルですが)HDDやSSD、CPU、メモリなど、半導体製品は製造するメーカーが限られており、世界全体で大きな価格差は生じないと考えています。もちろん物価や為替レートの違いなどもあるでしょうが、極端に(3倍も違うとか)大きな差が出るようなことはないと思います。

そうゆう意味で、どこの国に住んでいても、大規模農場でも、家庭菜園でも、それほど大きな差がなく投資した額に応じた収入になるのではないかと思いました。

農協はよ!プールの登場が待たれる

ただ、正直言って、ネット容量が2EBになっている現状では、10TB程度のベランダのプランターでは、どう頑張っても勝てません。現在Chiaにはマイニングプールがありません。容量が少ないと1日4608回行われる抽選に当たる確率がとても低くなるため、収穫できるかどうかは運次第となっていきます。もはや絶望的です。

しかしプールが登場すれば状況は変わってきます。プールに参加すれば、参加者全員の収入を山分けすることになります。耕作面積と時間に応じて配分されるので、容量が少なくても0.01 XCHのような小数点以下の収入が得られるはずです。おそらく毎日何度も支払われるでしょうから、やる気も湧いてきますね。

とにかくプール!
プールが登場して、はじめて平等と言えるでしょう。

なお、非公式のプールもあるようですが、ニーモニック(秘密鍵の元になるもの)を入力するとか怖すぎて使えません。やめた方がいいです。たとえ問題は無いのだとしても、技術的に不可能では無いことを証明できないものは信じられません。私はChia公式が対応するまで待つつもりです。

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