QNAP

今使っているNASはCPUがショボくて遅いので、AMD Ryzen 7 1700 8コアの爆速NASに買い換えることにしました。 NASを古い機種から新しい機種に移行するとき、QNAPのNASはHDDを抜いて移し替えるだけで移行ができるようになっています。簡単♪簡単♪と深く考えずにHDDを移し替えたら大変な事になってしまいました!

ボリューム/ストレージプールが消えた!!

新しいNASにHDDを移し替えたところ、ストレージプールとボリュームが表示されません。HDDも未使用の状態として認識されているだけでした。仕方ないので古いNASに戻したのですが、なんと古いNASでもストレージプールとボリュームが消えてしまってました。しかも新しいNASの設定がコピーされた状態で古いNASに入ってるんです。これは大変だ!!やばい!!

作業前にバックアップを取るべきなのはわかってましたが、かといって20TBものバックアップは現実的ではありません。RAID 1にしていたので片方壊れても、片方にデータが残っているから大丈夫だろうという考えです。どうしよう…。

どうしてこうなったか?

推測ですが、移行先のNASに別のディスクが接続された状態だったからではないかと思っています。実はM.2スロットにキャッシュ用のSSDを接続していたのですが、メモリみたいなもんだから外さなくてもいいよなって思ってました。しかしQNAPは接続された全てのディスクの一部領域をRAID 1として構成して、設定データ保存用の領域を確保しているようなのです。そのためM.2スロットのスロットには新しいNASの設定データが保存されていました。

そこに新しいHDDを接続するとどうなるか?RAID 1の仕組みを考えればわかりますね。最初から接続されているM.2スロットのSSDの設定データの領域を、後から接続したHDDに同期してしまうのです。推測ですが。あー、上書きしやがった!なんてことを!!確認画面ぐらい出せよー><

まずはHDDのクローンを作る

QNAPのサポートにも問い合わせ中ですが、すぐに必要なデータがあったため、HDDのサルベージをすることにしました。

HDDcopy

サルベージする際にオリジナルのHDDを壊してしまうことを避けるため、はじめにHDDをクローンしてからサルベージに挑みました。

どうやらQNAPのNASはmdadmによるソフトウェアRAIDと、LVMによって管理されているようでした。しかしPVは出てくるもののLVが見当たりません。QNAPの独自仕様なのか、上書きされてしまったからなのかわかりません。あれこれ試しているうちにLVMの構成をぶっ壊してしまいました。これ以上は危険だ。。。

ReclaiMe File Recoveryという復旧ソフトに出会う

とにかく復旧事例やソフトをググりまくりました。うーみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃー!!そして目に止まったのがReclaiMe File Recoveryというサルベージソフトの動画。QNAPのNASからHDDを取り外して、PCに接続して使うというものです。

ググってもこのソフトについて日本語で解説した記事は無く、怪しいソフトではないかと疑いました。そこでarchive.orgで調べたところ、昔からサルベージソフトを制作しているメーカーのようで、QNAPのサポートページ(?)ところでも紹介されていたので使用してみることにしました。

ReclaiMe File Recoveryを試す

ReclaiMe File RecoveryにHDDを接続すると、対象のボリュームが出てきました。

ReclaiMe1

ボリュームを選択してスキャンをかけると、見事にファイル一覧が出てきました!これでファイルのサルベージはできそうです。

ReclaiMe2

で、実際にファイルを保存するには有料のライセンスを購入しなければなりません。QNAPのNAS用はUltimate版になるので 199.95ドルです。決して安くはありませんが、データはお金では買えません。どんなに時間をかけても元のデータは得られません。サルベージ会社に持って行ったら数100万円コースでしょうから、そう考えれば安いものです。

今回どうしても救出したかったのはVirtualize StationのVMのディスクイメージでした。PCでファイルを抜き出して、NASに戻したところ、無事正常に起動できました!

素晴らしい!!ReclaiMeありがとう!

【余談】その後になって知ったのですが、QNAPのNAS用のサルベージソフトは他にもいろいろあるようで、日本のメーカーの製品もありました。その一つが復旧天使 ネットワークストレージ復旧 for QNAPというやつで、ちょっと名前が怪しくてあれなんですが、これはNASからHDDを外さずに復旧ができるというもののようです。ただ、ディスクに書き込んだりするらしいので、作業前にバックアップをする必要がありますね。

とにかく今回痛感したのは、いくらメーカーが簡単に出来るようなことが書いてあっても、作業前にバックアップ取れ!ってことです。あとサルベージ作業をするときには、作業用に使う大容量のHDDがいくつか必要になってくるということです。コピー時間もものすごくかかるので、USB 3.1や高速なネットワーク環境があった方が便利です。
 

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